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長期優良住宅とは
こんにちは。住宅事業部の佐藤です。
皆さん長期優良住宅という言葉を
聞いたことはありますか?
家づくりを検討されている方ですと
どこかで聞いたことがある方も多いと思います。
長期優良住宅とは、
長期にわたり良好な状態で使用するための
措置を講じられた優良な住宅のことで、
所管行政庁に申請することで認定を
受けることができます。
国は「つくっては壊す」フロー消費型社会から、
「いいものをつくって、きちんと手入れして、
長く大切に使う」ストック型社会への転換を
図るため、長期優良住宅の普及を進めています。
長期優良住宅には長く使い続ける為に
いくつかの認定基準があります。
【劣化対策】
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること
【耐震性】
極めて稀に発生する地震に対し、継続利用の
ための改修の容易化を図るため、損傷レベルの
低減を図ること
【省エネルギー性】
必要な断熱性能等の省エネルギー性能が
確保されていること
【維持管理、更新の容易性】
構造躯体に比べて耐用年数が短い設備配管
について、維持管理を容易に行うために
必要な措置が講じられていること
【住居環境】
良好な景観の形成その他の地域における居住環境の
維持及び向上に配慮されたものであること
【住居面積】
良好な住居水準を確保するために必要な規模を
要すること
【維持保全計画】
建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に
関する計画が策定されていること
【災害配慮】
自然災害による被害の発生の防止または
軽減に配慮されたものであること
このような基準をクリアし、認証を受けることで
長期優良住宅と認められます。
令和5年度には新築着工数の約3割が
長期優良住宅の認定を受けており、
年々割合も増えている状況です。
引用:国土交通省
長期優良住宅には補助金や税の特例措置、
地震保険料の割引等の金銭的メリットのほか、
図面や維持管理の記録も保管されており、
将来のメンテナンスや売却時にも役立ちます。
中古車を買う際に、きちんとメンテナンス記録が
残っている車の方が安心ですよね?
そして、毎年法定点検を受けていた車と
そうではない車。どちらを買いたいですか?
建築費や申請等で多少費用は掛かりますが、
これから建てられる方には
ぜひ長期優良住宅をおすすめいたします。
ただ長期優良住宅だからといって
必ずしも長持ちするわけではありません。
基準を満たした上で、
愛着を持って暮らしていただく。
これが家が長持ちする秘訣だと思います。
ぜひ皆さまも建てた家に愛着を持ち、
次の世代に良い家を残しましょう!