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2024年5月21日 豆知識

30年で倍増

こんにちは。住宅事業部の佐藤です。

 

皆さん、空き家問題があることは
ご存知かと思いますが、
実際どの位空き家があるかご存知でしょうか?

 

最新の調査で900万戸だったことが
先日総務省から発表されました

 

総務省 令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果

 

なんと30年前の1993年(448万戸)から
倍増しています。

 

総住宅数の13.8%を占めており、
空き家数、空き家割合ともに
過去最多だったとのこと。

 

単身高齢者世帯が増加しており、
亡くなられたり、施設に移ったりした後、
空き家となるケースが多いようです。

 

これから人口減少が進み、
空き家はさらに増えていくと予想されます。

 


出典:国土交通省「既存住宅市場の活性化について」

 

上記グラフから、
日本人がいかに新築を建てているかが
分かると思います。

 

当然空き家は増えるわけです。

 

新築を建て続けた結果、中古需要は少なく
需要がなければ価値も残らない、
誰にも必要とされない空き家が
大量に残ってしまったわけです。

 

 

空き家には様々な問題があります。

・倒壊の危険
・景観の悪化
・放火による危険
・不審者による治安の悪化

 

解体するにも、数百万円掛かってしまい、
子供たちに資産として残るはずが、
大きな負担となる場合もあるのです。

 

建てた時はそんなつもりがなくても
結果としてそうなってしまったら
悲しいですよね…

 

 

そうならない為にも、
自分たちが住まなくなっても
次の世代が住めるような家づくりが
良いのではないでしょうか?

 

長く使う為にも、
耐震性、断熱性、気密性といった
躯体性能を上げていくこと

 

耐久性が高く、
将来もメンテナンス可能な材料の選定

 

普遍的なデザイン

 

そして、その建物を住まい手さんに
大切にしていただく。

 

そんな住宅をお客様と一緒に
作っていければと思います。