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2025年2月8日 ブログ

必要な省エネレベルとは

今年の4月から省エネ基準の義務化が スタートします。   具体的には以下の2項目。 ①外皮(躯体や開口部)の熱の通しにくさ 「断熱等性能等級」等級4 ②消費される一次エネルギー量 「一次エネルギー消費量等級」等級4   今回は ①「断熱等性能等級」(以下、断熱等級) について、触れていきたいと思います。 断熱等級で義務化される等級4は 2022年3月までは最高等級でした。   その後、2022年4月に等級5、 同年10月に等級6・7が新設されました。   ほんの数年前まで最高等級と呼ばれていた 等級4が、今年の4月からは義務化…… 極端な言い方だと最低レベルとなります。   義務化レベルは 段階的に上がっていく予定となっており 2030年までに等級5の義務化を 予定されています。     そもそもこの等級は 何によって決められているのか 皆さん知っていますか?   外皮平均熱貫流率(以下、UA値)によって 等級が決まってきます。   このUA値とは 住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や 開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を 外皮全体で平均した値のことで 値が小さい程、高断熱になります。   断熱等級のUA値は、 地域ごとに異なります。   外気温などにより 8の地域に分けられており 山形市は4地域という区分になります。   出典:国土交通省   今後義務化される等級5のUA値を見てみると 4地域は0.6となっています。   よく見ると、5~7地域も0.6と 同じ数字となっています…… 山形も東京も熊本も同じ義務化レベル…   東京の1月15日の 最高気温は15.6℃、最低気温は2.7℃。 山形市の1月15日の 最高気温1.5℃、最低気温は‐3.2℃。   普通に考えると見ただけで 同じ断熱性能では厳しいと感じますよね。   また、義務化レベルというのは あくまで最低レベルという話なのです。   将来の最低レベルではなく 環境に合った最適な省エネ性の家を おすすめします!