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2025年5月12日 ブログ

パッシブデザイン

『パッシブデザイン』とは…… 太陽光や風など自然の力や特性を活かし 快適な室内空間を創る設計手法のこと。   分かり易く例えて言うと 夏は日差しを遮って室温の上昇を抑え 冬には日差しを室内に取り込んで 室内を快適に保つことです。   出典:環境共生まちづくり協会(KKJ)   異常とも思える夏の暑い時期に 通風と遮光だけで乗り切るというのは 少し現実的ではありませんが 朝晩が涼しい時期などには 室内環境を保つ有効な手段です。   そしてパッシブデザインをする上で 大切なのは「断熱」と「気密」です。   基本を大切に・大事にすることは どんな事においても重要ですよね!   勉強や運動でも基本の大切さは 言わずもがなのことですが 住宅においても同じです!   諸説ありますが気密では一般的に C値という数値が1を切ることが 高気密の基準とされます。   C値(隙間相当面積)とは 「家にどれくらいの隙間があるのか」 を示した気密性能の指標です。 *住宅全体の隙間合計面積÷延べ床面積   そして正しい知識で施工を行い 気密測定にて実測確認することが 高気密には不可欠です。   次に断熱ですが……こちらは どのくらいのレベルを目指すべきなのか?   出典:国土交通省   2022年に国の断熱等級5・6・7が 新設されましたが断熱等級5の場合 山形市が区分される4地域のUA値は 関東地方や九州と同じ0.6。   これが現在の国が目指している ZEH基準です。   ZEHとはNet Zero Energy Houseの略。 年間で消費するエネルギーを実質的に ゼロにする住宅のこと。   出典:国土交通省(P36)   世界の国々を見てみると4地域ですと UA値0.3~0.4を義務化しています。 おおよそ断熱等級6と同じレベルです。   よって先ずは断熱等級6を基準として 予算に応じてどこまで断熱するのか 考えていくのが良いのではないでしょうか?   そして基本をきちんとした上で パッシブデザインを取り入れていくと 同じ性能の家でも少ないエネルギーで 快適に過ごせるようになります。   ・夏涼しく冬暖かい家にしたい ・冷暖房費を安く抑えたい ・健康に暮らしたい ・結露は嫌 ・家を長持ちさせたい ・温暖化が気になる   こうした考えをお持ちの方 共感してくれる方々は 基本となるパッシブデザインを しっかりと考慮しましょう!