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2025年5月1日

健康に暮らすために

皆さんは健康に暮らすために
心掛けていることはありますか?

 

食生活や適度な運動などで健康を
維持している方も多いかと思いますが
健康のために家の室温を気にする方は
どの位いるのでしょうか?

 

以前のブログでも取り上げましたが
近年の研究で室温と健康の関係性が
重要だと分かってきており、WHOでは
冬季の最低室温18℃以上を推奨しています。

WHO……世界保健機関の略称
World Health Organization

 

 

上記の図からも分かるように18℃を切ると
様々な健康被害の可能性が高まりますが
日本の在宅中の平均室温は16.7℃。
脱衣所に至っては12.8℃となっており
常に健康を脅かされているのです・・・

 

これは厚着をすれば良いという
簡単なことではありません。

 

寒いところが室内にあることで
肺に冷たい空気が入ってきてしまい
さまざまな疾患につながる
リスクが高まります。

 

寝具に関しても同じことで
冬用の寝具で布団の中は暖かくても
室温が低ければ、冷たい空気が
体内に入ってきてしまいます。

 

 

日本国憲法の第25条1項では
全ての国民は健康で文化的な
最低限度の生活を営む権利を
有するとあります。

 

しかし健康を害する可能性がある家で
多くの人が生活しているのが現状です。

 

欧米諸国をはじめとする海外では
省エネの観点ではなく健康を守るために
室内の最低温度が設定されており
それ以下になるような断熱性能の家は
もはや建てられない国もあるのですが
我が国は最低室温の基準はありません。

 

WHOが推奨する18℃というのは
最低室温であり、快適に過ごすためには
20℃以上は必要とも言われます。
(18℃は許容温度、20℃が推奨温度)

 

特に子どもやお年寄り、女性に関しては
より高い室温が求められるという
データもあります。

 

家中すみずみまで暖めようとすれば
全館暖房が必要となってきますが
全館暖房を経済的に行うためには
断熱等級6以上が必須になります。
(やまがた省エネ健康住宅ではY-G2)

 

断熱等級6であれば、断熱等級4の家で
人がいる時のみ暖房する間欠居室暖房と
同程度のエネルギーで全館連続暖房が
可能になります。

 

さらに最高等級の等級7まで上げれば
20%程省エネに全館暖房ができます。

 


やまがた省エネ健康住宅認証を取得したお宅

 

快適な家を求めた場合でも
快適と感じるのは人それぞれ
個人差があります。

 

居室が暖かければ快適という方も
いるかも知れませんし、16℃でも
快適な方が居るかもしれません。

 

しかし、健康に暮らすことを考えれば
室内の寒いところを常に18℃以上に
保てる住まいをお求めください。

 

暖かい家はぜいたく品ではありません。
健康に暮らすための必需品なのです。