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必要な省エネレベルとは
今年の4月から省エネ基準の義務化が
スタートします。
具体的には以下の2項目。
①外皮(躯体や開口部)の熱の通しにくさ
「断熱等性能等級」等級4
②消費される一次エネルギー量
「一次エネルギー消費量等級」等級4
今回は
①「断熱等性能等級」(以下、断熱等級)
について、触れていきたいと思います。
断熱等級で義務化される等級4は
2022年3月までは最高等級でした。
その後、2022年4月に等級5、
同年10月に等級6・7が新設されました。
ほんの数年前まで最高等級と呼ばれていた
等級4が、今年の4月からは義務化……
極端な言い方だと最低レベルとなります。
義務化レベルは
段階的に上がっていく予定となっており
2030年までに等級5の義務化を
予定されています。
そもそもこの等級は
何によって決められているのか
皆さん知っていますか?
外皮平均熱貫流率(以下、UA値)によって
等級が決まってきます。
このUA値とは
住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や
開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を
外皮全体で平均した値のことで
値が小さい程、高断熱になります。
断熱等級のUA値は、
地域ごとに異なります。
外気温などにより
8の地域に分けられており
山形市は4地域という区分になります。
出典:国土交通省
今後義務化される等級5のUA値を見てみると
4地域は0.6となっています。
よく見ると、5~7地域も0.6と
同じ数字となっています……
山形も東京も熊本も同じ義務化レベル…
東京の1月15日の
最高気温は15.6℃、最低気温は2.7℃。
山形市の1月15日の
最高気温1.5℃、最低気温は‐3.2℃。
普通に考えると見ただけで
同じ断熱性能では厳しいと感じますよね。
また、義務化レベルというのは
あくまで最低レベルという話なのです。
将来の最低レベルではなく
環境に合った最適な省エネ性の家を
おすすめします!