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2024年1月17日

日本の家は寒い

こんにちは。住宅事業部の佐藤です。

 

日本の家は寒いと気づいていますか?

 

昔の無断熱住宅に比べれば暖かくなった
日本の住宅ですが、まだまだ海外と比べると
寒い家が多いのが現状です。

 

2025年に義務化される断熱等級4がありますが、
世界的に見ればかなり低い基準となっています。
※下記図参照

 

2030年までに義務化が予定されている
ZEH基準の等級5でも海外の基準より低いです。

 


出典:やまがた省エネ健康住宅制度

 

そんな中、山形県では独自の基準を作り
暖かく健康に住める省エネ住宅を
広めています。

 

Y-G1~Y-G3までグレードがあり、
Y-G2であれば各国の断熱基準レベルの
断熱性能になっています。

 

健康面、快適性、コストバランスを考え、
Y-G1以上、できればY-G2以上を
推奨いたします。

 

このような自治体レベルでの省エネ基準の設定は
少しずつ全国で広がっています。

 

とっとり健康省エネ住宅「NE-ST」

新潟県版雪国型ZEH(ゼッチ)

北九州市健康省エネ住宅kitaQ ZEH

せんだい健幸省エネ住宅

 

省エネ住宅のメリットが
分かりやすく紹介されていますので、
ぜひ参考にしてみてください。

 

 


出典:YKKAP かしこいガラス選び

 

そもそも冬に家から出ていく
熱の半分は窓から逃げています。

 

まずは窓の断熱性能を上げることが
家を温かくするには必須条件です。

 

海外では、窓の断熱性能の重要性が
認知されており、義務基準を
設けている国も多いです。

 

【窓の断熱性能義務基準】(単位:W/m2・K)
フィンランド:1.0
ドイツ:1.3
デンマーク:1.5
イギリス:1.8
ハンガリー:2.0
フランス:2.6
アメリカ:1.7~1.82(北部)
中国:1.6~2.5(寒冷地)
韓国:2.1~2.4(中部)

※窓の断熱性は熱貫流率という指標で比較でき、
数値が低いほど性能の高い窓になります。

 

ちなみに日本は熱貫流率2.3以上の窓を
義務ではなく推奨しています。(山形市の場合)

 

日本ではアルミ樹脂複合サッシや樹脂サッシが
よく使われますが、性能は下記の通り↓↓↓

 

【リクシル】アルミ樹脂複合サッシ
サーモスⅡ-H/L(ペアサッシ) 1.66
ハイブリッド窓TW(トリプルサッシ) 0.98

 

【YKK】樹脂サッシ
APW330(ペアサッシ) 1.31
APW430(トリプルサッシ) 0.90

 

 

ドイツ(ベルリン)の1月の平均気温は
最低気温が-2度、最高気温が3度。

 

山形市の1月の平均気温は
最高気温が-3.1度、最高気温が3.3度。

 

ドイツと似たような寒さの山形市であれば
ドイツの義務基準1.3以上の窓がおすすめです。

 

やまがた省エネ健康住宅のY-G2を
目指す場合は必須レベルです。

 

日本の断熱基準は低いこと、しかし、
山形には世界基準の断熱基準があることを
知っていただければと思います。

 

県が運営するYouTubeチャンネルも
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【公式】山形県住宅情報総合サイト タテッカーナ