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2024年2月13日 豆知識

トイレとダイニングチェア

皆さんも家に必ずある?トイレ。
トイレには便座と便器が一緒の一体型と
各パーツに分かれた分離型があります。

 

最近はタンクレスのトイレが人気ですが
こちらは一体型のトイレです。

 

 

分離型は昔からあるタンク、便器、便座が
組み合わされた見慣れたトイレです。

 

 

一体型トイレはの最大の特徴は
見た目がスッキリしていることで
隙間も少なく掃除の手間も減ります。

 

そんな一体型にもデメリットが存在します。
まずは価格で
分離型に比べて高額になります。

 

次に耐久性です。
便器が壊れることは
ほとんどないと思いますが
便座部分は機械部品も多く
20年程で交換が必要になります。

 

分離型の場合、便座のみを交換できますが
一体型の場合で交換が必要な際には
モデルチェンジで全交換が必要なことも…

 

 

そんなデメリットはあるものの
見た目やお手入れのしやすさで
一体型を選択するお客様が多いと思います。

 

私もその1人です(笑)
しかし、住んで1年半がたち
トイレについて思うことがあります。

 

それは、分離型に比べて
確かにデザイン性は良いですが
トイレはトイレなのです。

 

普段使っていて
このトイレかっこいいなとは感じませんし
お客様にタンクレストイレだからと
褒められたこともありません。

 

お手入れや掃除も確かに楽ですが
普段は便器と便座部分がメインで
分離型とそこまで変わりません。

 

採用するとき一体型と分離型の選択肢があり
一体型を選択したわけですが
金額差は当時で10万円以上ありました。

 

今となっては、安いトイレでも
良かったかなぁ~と正直思っています(笑)

 

 

 

家づくりはいかに予算の中で満足度を
上げていくかが大事です。

 

トイレを分離型にすれば
浮いたお金を他の場所に
使うことができたはずです。

 

例えば、ダイニングチェアなどの
家具代に使ってみるというのは
いかがでしょう。

 

ダイニングチェアは毎日座る場所で
毎日トイレに座る時間と変わらない
かも知れません。

 

好きな家具職人にお願いをしたり
北欧製の家具を選んだり・・・
トイレで浮いた分のお金で
選べていたかも知れません。

 

トイレが2か所あれば
浮いたお金で夫婦二人分の椅子を
揃えられるかも・・・

 


▲世界中で愛されているYチェア。

 

トイレにいくらお金を出しても
20年もすれば交換ですし
座り心地が変わるわけでもありません。

 

ダイニングチェアにお金を掛けると
デザインだけでなく座り心地もよく
上手にメンテナンスをしながら
何十年も使えます。

 

良い家具は家の印象にも
大きな影響を与えます。

 

用を足すためのトイレと
一家団欒の場のダイニング。
どちらにお金を掛けますか?

 

設備は消耗品。
良い家具は一生もの。

 

大事な予算をどう使うのか・・・
ご参考までに。