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2024年4月18日
豆知識
坪単価とは
昨日から黄砂がすごいですね!
遠くの山が霞んで見えるほどです。
洗濯物も外干しは控えた方が
良いかもしれませんね。
さて、本題の「坪単価」について。
住宅を検討した際
よく耳にする「坪単価」ですが
これには明確な定義がありません。
坪単価は「建物本体価格」を
示す場合が多いのですが、
どこまで建物本体価格に入れるかは
誰でも自由に決められます。
絶対に必要となる要素であっても
単価を算出する項目に含めなければ
表面上は安くできます。
坪単価は安くみせようとすれば
安く見せられるものなのです。
当然、必要な費用ですので
付帯工事として加算され
当初聞いていた金額よりも
上がることになります。
坪単価を聞く際には必ず
何の費用が含まれているのか?
何が含まれていないのか?
を整理してご確認ください。
また坪単価は
「建物本体価格÷面積」
で計算します。
(例)3000万円÷30坪=坪100万円
これが延床面積なのか?
施行面積なのか?でも
坪単価は変わってきます。
延床面積は2階建てであれば
1階と2階の床の面積を足したものです。
施工面積は延床面積に
吹抜けや玄関ポーチのほか
ガレージやバルコニー等を
足した面積になります。
(例)3000万円÷35坪(施工面積)=85.7万円
同じ30坪の延床面積の住宅でも
施工面積が35坪だった場合には
上記の様に14万円も差が出ます。
このように坪単価は意図的に
操作できてしまうものなのです。
よって建物の費用を考える場合は
「坪単価」ではなく「費用の総額」を
把握しなければなりません。
それでも気になる坪単価・・・
坪単価は、あくまで参考程度に
考えていただければ・・・
と思っています。