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2024年2月27日 豆知識

日本と海外の暖房方法の違い

2月も終盤、春が近づいてきました!

 

暖かい日が多かったこともあり
我が家の今月の電気代は
昨年2月と比べて3割減でした。
ホントありがたいです。

 

さて、皆さんのお宅では
どのように暖房をしていますか?

今回はストーブやエアコンという話ではなく
家中暖房(全館暖房)するのか?
人がいる部屋のみ暖房するのか?
という話です。

 

日本では人がいる部屋のみを
いる時だけ暖房するのが一般的・・・
家中暖房をしたら暖房費が
大変なことになりますから・・・

 

ちなみに2030年までに
国が義務化を目指している
ZEHでも全館暖房をすると
増エネになる水準です。

 

 

海外の暖房方法はどうなのでしょう?

 

欧州では全館暖房することが一般的・・・
これは、暖かい家は人権であるという
先進欧州諸国の思想があるからです。

 

欧州では寒さを我慢しながら
生活することには人権がない・・・
ということになります。

 

部屋の最低室温が法令で
定められているくらいです。

 

日本でも補助金の影響もあり
断熱改修が増えていますが
海外でも積極的に行われています。

 

 

日本では断熱改修後の感想は
「暖かくなって良かった」
「快適になった」
というものが多いのですが
海外だと違うようです。

 

もともと全館暖房している国では
家が暖かいのは当たり前。

 

そのため改修後に出てくる感想は
「使うエネルギーが減った」
といった話だそうです。

 

日本は元々省エネ国というイメージですが
それは寒さを我慢しての結果です。

 

下のグラフを見ると
暖房を除くと省エネ国ではないことが
ひとめで分かります。

 


出典:経済産業省(海外の省エネの進捗状況等について)

 

私自身、アパート時代は
灯油代や電気代を気にしていました。

 

しかし、高断熱住宅に引越してからは
「我慢できるか」ではなく
「快適かどうか」が
エアコンをつける基準になっています。

 

それでもアパート時代より
安い電気代で過ごせています。

 

 

ぜひ新居を建てる際には
省エネで暖かい家を最優先に
ご検討ください!

 

ご興味があれば
自宅で日々体感していることを
お話しいたしますので
ご質問をお待ちしております。