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高性能住宅を住みこなす
先日、国土交通省より
「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド」
が公開されました。
【国土交通省 報道発表】
https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001218.html
断熱性の高い住宅を建てても
その住まい方や使い方によっては
住宅のもつ性能を十分に発揮できません。
本ガイドは、省エネ性能に優れた断熱性の
高い住宅に適した住まい方のポイントが
まとめられています。
ぜひ一度読んでいただきたいのですが
注目はこのガイドでは断熱等級6以上を
断熱性能の高い住宅としている点です。
日本の断熱基準ですが
来年2025年に等級4が義務化され
2030年には等級5が義務化予定です。
等級6とはその上の基準となっています。
山形市で等級6以上の断熱性能となると
柱間の断熱材だけでは足らず
二重に断熱材を入れる必要があります。
↑付加断熱のイメージ
もちろん初期費用は上がりますが
月々の冷暖房費などが下がるため
ローンと光熱費を足した月々の支払いは
大きく変わらない場合もあります。
断熱性能を上げれば結露発生も抑えられ
家の寿命や家族の健康にも関係してきます。
断熱等級6からは
少ないエネルギーで家全体を冷暖房でき
未来のスタンダードとも呼ばれており
海外では義務化しているところもあります。
書籍等を読んでいただくと分かりますが
断熱等級6以上を推奨しているケースが
多いかと思います。
しかし、断熱等級6以上の住宅は
まだまだ高額商品とも言われるため
建てる方が少ない実状です。
私の自宅は等級6で建てましたが
一度住んでしまうと
元の生活には戻れません。
きちんと高断熱住宅の良さを
理解していただけるよう
皆さまに伝えていきたいと思います。